■経費をコントロールして利益を増やす。
営業利益を増やすためには、経費をコントロールすることが必要です。コストには大きく2種類があります。 ①統制可能コスト②統制不能コストです。
②の代表例として賃貸料金があります。売上が厳しいから家賃を下げようとしても一度決まった店舗の家賃はそう簡単に変えることはできません。このコストは下げようがないので、このコストを正確に把握して、それに見合う売上を作っていくしかありません。
一方、店長の力量が問われるのは①統制可能コストのコントロールです。統制可能コストの代表例が「人件費」です。戦略や、売上予測に基づいてある程度コントロールいていくことが可能です。しかし、経費のコントロールというのは数字を正しく検証して、「業績につながらないお金」と「業績につながるお金」を使い分けることであり、人件費をやたら削減することではありません。 無駄なコストは減らさねければなりませんがコスト削減することだけの意識が行き過ぎると、お店の状態が悪くなり、事件、事故が起きるリスクが高まります。