4-4,売上原価計算を理解する。

4,お店の成績表(損益計算書)

実際の売上高に対して使った商品分の金額が「売上原価」と考えて計算します。するとより正確な荒利益を算出できます。上の図の計算式の説明は、以下の通りとなります。

1、今月、市場でりんごを1個70円で10個仕入れました。

→仕入れの額は70円×10個で700円→期中商品仕入高(赤枠の部分)

2、先月、売れ残ったのは、2個でした。(同じ仕入れ値)  

→仕入れの額と考えると、70円×2個で140円→期首商品在庫高(緑枠の部分)

3、そのリンゴを100円で8個で販売しました。      

→売上高は、100円×8個で800円→売上高(上記表記はありません。)

  800円の売上高をつくるために、

  実際に使った商品は8個だけです。

  そのため残り70円×4個=280円は

  使われず在庫とし残っているはずです。

  →期末商品在庫高(青枠の部分)

4、この時の売上原価は

→70円×8個(使った分)=560円→売上原価(紫枠の部分)

まとめ

売上原価=(期首商品在庫高+期中商品仕入れ高)-期末商品在庫高の式となり、

560円=(140円+700円)-280円

荒利益の計算=売上ー((期首商品在庫高+期中商品仕入れ高)-期末商品在庫高)の式となり

240円=800円-((140円+700円)-280円)      

荒利益率=売上原価÷売上の式となります。

30%=240円÷800円               

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