
実際の売上高に対して使った商品分の金額が「売上原価」と考えて計算します。するとより正確な荒利益を算出できます。上の図の計算式の説明は、以下の通りとなります。
1、今月、市場でりんごを1個70円で10個仕入れました。
→仕入れの額は70円×10個で700円→期中商品仕入高(赤枠の部分)
2、先月、売れ残ったのは、2個でした。(同じ仕入れ値)
→仕入れの額と考えると、70円×2個で140円→期首商品在庫高(緑枠の部分)
3、そのリンゴを100円で8個で販売しました。
→売上高は、100円×8個で800円→売上高(上記表記はありません。)
800円の売上高をつくるために、
実際に使った商品は8個だけです。
そのため残り70円×4個=280円は
使われず在庫とし残っているはずです。
→期末商品在庫高(青枠の部分)
4、この時の売上原価は
→70円×8個(使った分)=560円→売上原価(紫枠の部分)
まとめ
売上原価=(期首商品在庫高+期中商品仕入れ高)-期末商品在庫高の式となり、
560円=(140円+700円)-280円
荒利益の計算=売上ー((期首商品在庫高+期中商品仕入れ高)-期末商品在庫高)の式となり
240円=800円-((140円+700円)-280円)
荒利益率=売上原価÷売上の式となります。
30%=240円÷800円
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